代表の寺川です。
久しぶりにCCUSさんの議事録をチェックしてきました。
※3月時点での情報ですので現時点とのずれがあります。
※なお、弊社も現場からの強い要請がありCCUS事業者・技能者登録を済ませました。
・大枠として数字の整理と効果について
2021年度の収入が約37億円 支出が34億円で結果2.5億円の黒字。
(次期システム費を仮支出に計上しているので単年度は6億円の黒字相当)
期末時点での累積赤字は約52億円です。
2021年度末時点で累計の金額を整理すると
CCUS運営協議会 52億円の持ちだし
関係業界団体 15億円の寄付
登録事業者 38億円の登録料
技能者 25億円の登録料(50%以上は事業者負担と想像します)
現場利用料他 5億円の利用料
登録審査他業務 56億円の経費
普及促進策費 21億円の経費
システム業者さんへ56億円の支払い(開発・保守費)
金額には表示されていませんが、
加入促進の声掛け、説明会を進めている建設業者さんと担当職員さん
加入事業者さんの登録事務担当さんの申請業務費用
各現場での運用やカードチェックを行う監督さんの業務経費も生じています。
およそ5年経過時点ですが、これだけの金額の事業で
登録者数が80万人を超えているにもかかわらず
「あってよかった!」の声が聞こえてきません。
運営協議会の皆さんは本気で検討しているのでしょうが、
関係業者の目線で傍から眺めていると技能者の処遇改選への道筋が全く見えないのが不安です。
そろそろ技能者を雇用している事業者さんにヒアリングしてみてはどうかと思う次第です。
加入手続きの説明ばかりしている場合じゃないと思いますが、いかがでしょうか。
さらに今後の事業計画にはシステムの維持に18億~30億円
機能追加に2億~20億円の追加支出の検討を行う必要があるとの説明もありました。
普及に向けた取り組みがたくさん並んでいますが、
成果の部分についても数字で説明してもらうと前向きに検討ができそうですね。
今のところ運営継続の話題のみが前面に出ているので検討しようがありませんが。
今回は難しいお話でした。