現場サポートの植野です。
初めてのブログは思考について書きますね。
『完璧主義』の思考は世間的によく知られてると思います。
では、『最善主義』という思考はご存知でしょうか。
完璧主義は言葉の通り強く完璧を求め、
「〜であるべきだ(そうでなければならない)」と妥協できない思考のことを言います。
日本人には、完璧主義傾向の人が多いと言われています。
完璧主義には
・質の高い結果を出しやすい
・細かい作業を丁寧に行うのが得意
・責任感が強い
・努力家
など、たくさんの良い点がありますが、
一方でその思考が強くなり過ぎて、そうでないものが許せなくなる面もあるようです。
その批判は時に自分だけではなく周りの人に向けられることもあります。
対して最善主義は
自分が今の環境で目標に向かって最善を尽くせているかということを意識する考え方です。
完璧主義の高い理想を捨てるのではなく、
全体的な状況をかんがみて、そのときに最善な判断をしていく考え方ですね。
完璧主義は結果を重要視するので、
自分が決めた完璧な結果以外はすべて失敗となりますが、
最善主義は最善を尽くせたかどうかというプロセスを重視するので、
挫折や失敗も改善の種と捉えることができます。
現実の世界は完璧ではありません。
ミスや失敗は必ず存在するし、自分ではどうしようもない外的要因も多くあるので、
むしろ自分の思い通りにいかないことの方が多くあります。
私自身、完璧主義思考が強すぎるあまり、自らをすごく苦しめていたことがありました。
最善主義という考え方を知って、意識的に仕事への向き合い方を変えたことで
以前よりもストレスに感じることが減り、楽しさを見出しながら日々過ごせています。
結果はもちろん大切ですが結果ばかりを追い求めずに、
プロセス自体を楽しもうという気持ちで日々過ごせたら気持ち的に楽になり、
もう少し生きやすい世の中になるのではないかと思います。
そんな考え方もあるんだと知ってもらうきっかけになればいいなと思います。
とはいっても私もまだまだ完璧主義寄りの思考なので
少しずつ最善主義にシフトしていけるようにがんばりますね。