共栄電気工業株式会社

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インボイスとかいろいろと難しくなるお話

代表の寺川です。
インボイス制度がスタートしまして
ニュースサイト等で現場実務を懸念する意見を多数見かけるようになりました。

弊社の経理部門もたがわずあれどーすんの?
これはいいの?まずいの?と小さなごたつきが生まれています。

弊社では主に協力会社さんの「外注費」ならびに
社内の経費精算処理です。

各社の経理処理状況や顧問税理士さんの意向にもよりますが
弊社では着地点の消費税申告整理に支障が出ない事を要点に置いて
経理実務の手間が増え過ぎない落としどころを探っています。

例えば、うちの職人さんは直行直帰の為
交通費、コインパーキングのレシートを持って帰ってきます。
1レシート、1伝票発行となると1ヶ月にウン百枚の伝票処理が必要になります。
それは大変だ、、、と感じました。

ここで通達の要点はどこか?を探りまして
消費税申告の際に、「税率10%と8%(≒インボイス番号ありとなし)をちゃんと整理してね。」
という事だと解釈し、従来通り一旦全て10%で伝票処理をしておき
8%に該当するレシート分を一括振替する方法で進めることとしました。

分かる人にしか分からない説明ですが、この処理だと伝票が100枚/月までに収まります。
仕分け作業が増えていることに違いはありませんが、
伝票だけでいえば5倍が1.6倍に収まるといったところでしょうか。
つましい工夫の積み重ねを続けていきます。

さてもう一つむずかしい話題、2024年の残業規制適用です。
要点は2つ
・職人さん、現場監督さんは月の残業45時間以内で現場を納められるのか?
・45時間以上残業をしていた社員さんは見た目の給料が少なくなる為、
賃金制度の改定まで波及する恐れがある。
です。
建設業界にいる中で、1点目の納められるのか?の話題は毎月の様に議題に上がっており
納めないといけないんだ!と実現に向けた取り組みについて話が進んでいます。

そして、、、この話に終始しているがために聞こえてこない話題が2点目
実現したはいいけど、45時間以上の残業手当を含めて収入を得ていた方々は
月の給料が減ってしまう訳で、「残業が減るのはいいけど収入が減るのは困る」
という声があがる状況を予想します。

退職者を出したくない会社の取りうる手は
・給与体系は変更せず、本人が納得いくまで説明する。
または支給総額の帳尻を合わせる方向として
・基本給または現場手当などを増額する
・基本給は変えずに残業割増率のみ上げる
・賞与を別枠で増額する
と、想像します。

弊社は、、、残業時間が超過する社員数が少ない為
若干の制度変更を検討しつつ社内で協議を進めていきます。
やはり工夫が求められてるなぁと感じるこの頃です。

社長    2023. 11. 10
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